「就職しなきゃいけないけど、いきなり正社員は怖い」
「ニートになってもう半年。そろそろ次の1歩を踏み出したい!」
「親にいつ就職するのかと迫られる。友人にも合わせる顔がない…」
あなたはこんなふうに悩んでいませんか?実は私も、数年前は同じように悩んでいました。
- 減っていく貯金残高
- モヤがかかったように先の見えない毎日
- 奨学金の返済や年金などの支払い
多くの不安を抱えながら「就職」という1歩を踏み出せないことに自己嫌悪を感じていました。
そんなあなたにとって、数日間のバイトが脱ニートへの手助けになるかもしれません。
たった1週間のバイトで、ニートだった私の人生は変わりました。そこから成功体験を積み、社会復帰へのきっかけを掴むことができたのです。
この記事では
- 脱ニートにバイトがおすすめな理由
- バイト選びのポイント
- 1週間のバイトから脱ニートできた話
を約半年間ニートだった私が実体験をもとに解説します。
脱ニートしたい方はぜひ最後までお読みください!
ニートのあなたがバイトするべき3つの理由
脱ニートしたいなら、まずはバイトを始めてみるのがおすすめです!
ニートがバイトするメリットは以下の3つです。
- 働くための生活習慣を身につけられる
- 正社員よりも負担が軽くて挑戦しやすい
- 就活の時にニートよりも印象がいい
ひとつずつ見ていきましょう。
1.「働く」という習慣を身につけられる
「就職したいのにバイトなんて遠回り!」と思うかもしれませんが、無理しないでください。
いきなり正社員と同じように働くのは大変です。
- 決まった時間に出社
- 1日7時間くらい働く
- 週5日勤務
これらを「はい、明日から!」と言われていきなりやるのは正直きついですよね……
特に、昼夜逆転している人にとっては毎日の出勤が不安になると思います。
そこで、「働く」という習慣を作るところから。
バイトは出勤日数や働く時間などの調整が可能です。
週3日だけ、3時間だけなど、探してみると短時間のバイトもあります。
朝起きられるか不安なら、お昼から出勤できるバイトに挑戦してみましょう。
バイトを通して、不規則な生活を立て直すことから始めてみませんか。
2. 正社員よりも負担が軽く気軽に始められる
バイトの仕事は注文取りやレジ、掃除など社員から指示される業務がほとんどです。
どの業務もそれほど難しくないため、すぐに慣れるでしょう。
一方正社員は、バイトと同じ業務に加えて責任や成果が求められます。
バイトのミスをフォローしたり、売り上げアップのために工夫することも大切な仕事です。
脱ニートを目指すあなたにとって、正社員としての責任や成果は精神的負担になるかもしれません。挫折を防ぐためにも、無理せずバイトから始めましょう。
3. 就活の時にニートよりも印象がいい
ニートもフリーターも就職活動においては「職歴なし」という扱いです。
フリーターはアルバイトではありますが、就労経験があるためニートよりも良い印象を与えられます。
ニートの場合、就労経験がないため「すぐに辞めてしまわないか」と不安視されることも。
面接の際には空白期間の過ごし方を聞かれるので、アルバイト経験があると答えやすいと思います。バイトで得た経験があれば面接のアピールにも使えるでしょう。
脱ニートのバイト選び3つのポイント
脱ニートを決意したあなたには、バイト選びに失敗して挫折して欲しくはありません。ニートのバイト選びには3つのコツがあります。
- 最初は短期・単発のバイト
- 経験したことのあるバイト
- 業務内容に苦手なことが入っていないバイト
ひとつずつ解説していきます。
1. 最初は短期・単発のバイト
バイトとはいえ、働くことに対して以下のような不安もあるかもしれません。
- ミスしてお客さんに怒られないか不安
- 業務内容が合うかどうか不安
- 職場の雰囲気が悪くないか不安
しかし、短期のバイトは長期と違って終わりが見えるので「あと1週間なら」と思いながら最後まで働けます。
とにかくバイトをやり切って、働けたという成功体験を積むことが大切。
また、職場の雰囲気が合わない時でも契約期間が終われば2度と会う必要はないので、職場環境や業務内容が不安な人にはぴったりです。
2. 経験したことのあるバイト
過去に経験したバイトの中にできそうな仕事がある場合は、同じ職種で探すことも一つの選択肢です。経験のある仕事は業務内容がイメージしやすく不安も軽減されます。
例えば、コンビニのレジの経験があるのならレジで探すなどです。慣れた業務なら、あとは職場環境に馴染んでいけば大丈夫。
私も学生時代のバイト経験を活かせる仕事に応募した結果、仕事の飲み込みが早いという評価を受け、好印象につながりました。
3. 業務内容に苦手なことが入っていないバイト
あなたには、どうしても苦手な業務はありませんか?
- 電話対応だけは無理!
- 力仕事は自信ないなぁ
- 細かい作業は苦手
など、やりたくない業務がある場合は求人の業務内容をチェックしましょう。
例えば、「人と話すのは苦手だから事務がいいな」と考えて一般事務のバイトを
探すとします。
しかし業務内容をよく見てみると、データ入力や資料作成とともに「電話応対」という記載が。
仕事をイメージだけで選ぶと失敗します。
応募情報は細かくチェックし、気になる事があれば遠慮せずに質問しましょう。
【実体験】怖いけど1歩踏み出してみたら、何とかなった
ここまで読んでバイトに挑戦したいと思っても、いざ応募となると怖くなってしまう方もいるでしょう。
そこで実際に脱ニートできた私の、応募から就労までの体験をシェアします。
だいぶビビりつつ応募→あっさり採用される
大卒後ニートになって半年。働かなくてはいけないと思い就活サイトを見たりハローワークに行ったりしながらも、働くことへの恐怖心は消えませんでした。
とりあえずのお小遣い欲しさにバイトアプリを眺めていると、自分にもできそうな短期のバイトを発見。
現状を変えたくて勢いで応募しました。
電話は苦手なので、Webからの応募です。
いざ応募するとすぐに面接の日程が決まり、不安でたまらなかったのを覚えています。
「ダメでもいいから、とりあえず行ってみよう。」
面接に行けただけでも進歩だと思い行ってみると、人手不足もあってか即採用されてしまいました。
翌日からすぐ働くことになり、あっさりバイトを始めることに。
嬉しい反面、当日まで働くことへの不安は消えません。
それでも短期だし、上手くいかなかったらまた少し休もうと思いながら出勤したのです。
あなたは自分が思っているより役立てる
「あれ?思ったより働けている?」
これがバイトをやってみて感じたことです。
初日はその場にいるだけでも不安でした。
しかし、ミスしたり困ったりしても周りの方がフォローしてくれたので無理なく働けました。
また、意外にも学生時代のバイト経験が役に立ち、感謝されることも。
ニートだったときは、働くことが高いハードルのように見えていました。
「今の自分では役立たずだから、職場にいてもツラいだけ」と本気で考えていたのです。
しかし実際は今の自分でも役立てるし、仕事を楽しむこともできます。
私は少しずつ働くことへの恐怖心を和らげ、自信を取り戻していきました。
この記事を読んでいるあなたも、自ら働くというハードルを高く設定しているだけなのかもしれません。
バイトで脱ニートして、新しい世界を見よう
私は1週間のバイト経験で自信をつけ、1ヶ月、3ヶ月と徐々に契約期間を伸ばしながら働く習慣をつけていきました。
半年後にはパートナーに昇格。福利厚生がつき、手取りも15万円になりました。
新卒初任給には及びませんが、好きな服や本を買ったりジムに通ったりとニートの時よりも楽しく毎日を過ごしています。
さらに、バイトとして稼いでみたことで欲が出てきました。
今では「もう少し稼ぎたい」「もっとスキルアップしたい」と考えられています。
「バイトでもいいから働こう」と考えていなければ私はまだニートだったかも……
「バイトとして働くのは時間の無駄」という考えも一理あるとは思います。
確かに何年もバイトを続けてしまうと、正社員になるチャンスを逃すかもしれません。
しかしあなたが「就職したいけど怖くて進めない」と思っているのなら、バイトを始めることは決して無駄ではありません。
ニートと正社員の間にバイトというステップがあっても良いのです。
最初は怖いし、面倒だと思うかもしれません。それでも1歩踏み出してみてください。
そして「私って意外と働けるかも?」を体感してみてくださいね。